「今ここ」に集中し、心を休める練習
私は、「何も考えずに休むのが苦手で、
休日もうまく休めた感じがしない」という悩みがありました。
うまく休む方法を探していたとき、
「マインドフルネス」を知りました。
マインドフルネスとは、意識が「今ここ」に集中している状態のことです。
過去や未来や妄想ではなく、「今ここ」だけに集中します。
仏教の瞑想(めいそう)がベースになっています。
心や体に良い影響があるため、
世界中の企業(Google・Yahooなど)や
アスリートが取り入れているそうです。
マインドフルネスの主な効果 ・ストレスがたまりにくくなる ・集中力が上がる→仕事のパフォーマンスが上がる
日常の中でできるマインドフルネス
「瞑想」と聞くとハードルが高く感じますが、
日常の中で、すぐ取り入れられるやり方もあります。
この本に、いろいろなマインドフルネスのやり方が書いてありました。
『心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方』
萩野 淳也著
感覚に集中する
- 手に感謝しながらハンドクリームを塗る
- 気持ちいい感覚を味わう(足をもむ、のびをする)
- 最初の一口だけでもしっかり味わう
- 写真に撮らずに、目で楽しむ
- 感情を味わう
日常の中には、意外とたくさんの「気持ちいい瞬間」があります。
その気持ちよさに集中してみましょう。
食事のときは、最初の一口だけでも、
料理の見た目・香り・食感・味・音・温度・のどごしなどを楽しんでください。
顔を洗いながら、この後の予定を考えるのではなく、
泡や水の感触・さっぱり感を感じることに集中します。
「嬉しい」「悲しい」「さみしい」「不安」などの感情は、
否定せず、そのまま味わいます。
自分を責めたりせず、
「今、自分の中にそういう気持ちがある」とただ受けとめます。
マルチタスクをしない
- 1ヶ所だけ、徹底的に掃除をする
- すきま時間で心を休ませる
信号待ちなどのすきま時間に、スマホを見るのではなく、
深呼吸して心を休ませてみませんか。
自分や誰かを大切にする
- 自分との約束を守る
- 「話を聴く」というプレゼントを相手に贈る
- 「この人と会うのはこれが最後かもしれない」と思って別れる
- 目の前にいる見知らぬ人の幸せを祈る
- 「調子が悪いときもある」と認める
「いつかやりたいこと」は今やってしまいましょう。
今に集中するためです。
相手の話に集中して、
相手といる時間を大切にしましょう。
他人に温かな感情を向けると、
自然と自分自身も、温かな幸福感を味わうことができます。
うまくできなくても問題ありません。
また「今ここ」に集中しようと繰り返せばいいのです。
一つひとつ味わって生きていく
マインドフルネスをやってみて、
自分が全然一つひとつに集中できていなかったことに気づきました。
いつも、食べるときも、お風呂でも、休みたいときも、
考え事をしていました。
考え事をやめて、
気持ちいい感覚に集中して、深呼吸してみました。
短時間でも、それを繰り返すと、
心を休められていると感じます。
小さな喜びや、気持ちを一つひとつ大事に味わうことは、
そのまま人生を味わうことにつながると思います。
これからは、いろんなことをおざなりにせず、
一つひとつ味わって生きていきたいな、と思いました。
心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方 萩野 淳也著
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